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ただの海洋生物

【ガソリン高に対抗!】燃費をよくする走り方は?

最近(2023年9月)は物価高に加えてガソリンの値段も上がりました。

レギュラーガソリンだけでも180円台になり家計に響くようになってきましたね。。

 

そこで、本記事では少しでも家計にやさしくなる「車の走り方」などについて、私の主観を述べていきたいと思います。

(筆者:普通免許をもつ理系大学生です。)

 

注意::この記事には筆者の主観がほとんどです。以下のことを考えてN-BOXを運転しているのですが、カタログ燃費を超えたので効果があると考えています。(カタログ燃費:16.6km/L[NA]、私の車の燃費:19km/L弱)※エアコンOFF

実際にこれを実践したからと言って車によっては効果のないことがあります。また実践した結果「加速が遅い」とあおられることもあります。仕方ないことではありますが、運転は交通規則に従い、円滑な走行が求められます。前と自分のことだけではなく、後ろの状況をしっかりみて、「煽られてると感じたらゆずる」など道路交通法に基づき運転しましょう。

 

 

燃費とは?

まず、燃費とは「燃料消費率」の略です。内容としてはとても単純で、”1Lのガソリンで何km走れるか”という指標のことです。

液晶の距離計がある車にはほとんど燃費が表示でき、大体の方がそこをみて燃費を理解します。

車に表示される燃費には二種類あり、「瞬間燃費」と「平均燃費」の二つを見たことがあると思います。この違いは何でしょうか?

瞬間燃費とは

その名の通り瞬間に消費される燃費です。

車ごとに測定方法は変わりますが、具体的な例でいうと「1秒間で消費したガソリンを1秒間で進んだ距離で割る」ことで瞬間燃費を求めます。(実際にはもっと短いです)

停車しているときは進んでいないため、瞬間燃費は0km/Lになります。逆に、エンジンブレーキなどで燃料が消費されてないときは瞬間燃費は ∞ km/Lです。

瞬間燃費で表示された値を維持しながら進むと、その燃費で車は進むことになります。

(例:瞬間燃費10km/Lなら、そのまま維持すると50Lあれば500km進める)

平均燃費とは

こちらもそのままで、平均的に消費される燃費です。

こちらも車ごとに変わりますが、主に「走行距離数を累計燃料消費量で割る」ことで平均燃費を求めます。車によってはトリップA/Bの距離数リセットに基づいて平均燃費を割り出す車もあります。

こちらは、瞬間燃費と違ってその車の使われ方(ドライバーの運転)によってある一定の値に安定する場合が多いです。

また、航続可能距離も平均燃費から求められることが多いです。

 

すなわち、普段使いで重要視するのは「平均燃費」です。瞬間燃費は一時的なもので、高速などでの高速走行での燃費指標だと考えたほうがいいです。

 

燃費がよくなる走り方

1.ゆるやかな加速

車は、加速をする時が一番力を必要とします。そのとき、パワーを出すため自動車はエンジンにガソリンを多く送ります。

現在の多くの車に搭載されているのはCVTというトランスミッションであり、日本語で「無段変速機」と呼ばれています。車はギアが噛み合って動いていると思いがちですが、現在主流のCVTはベルトにより駆動しています。

そのためベルトがいい感じに動いてくれるので、現在の車はそこまで加速のためにエンジンパワーを上げる必要はないのです。

 

コツとしては、「回転数を3000rpmを超えないように加速する」ことを注力するとよいです。一般的に、”4秒で20km/h出すくらいの加速でエコ運転”と言われているので、それも目安にするとよいでしょう。

2.定速巡行(+速度制限を守ること)

前述した通り、車は加速のときに特にガソリンを消費します。したがって、定速走行ではギアもしくはCVTが高速ギアに入り、少しのエンジンパワーでその速度を維持することができます。

よくあるのが、40km/h規制の市街地道路において

[60km/h出す→前の車においつく→信号につかまる] といったものです。

この場合、周りに対する速度が遅く感じても40km/hでの定速走行を行えば信号も少しの減速から少しの加速で済むといった状況がよくあります。そもそも制限速度が40km/hなんですけどね。。

3.無駄な荷物を下ろす

高校物理を理解している方ならわかると思いますが、力もエネルギーも質量が増えるとそのぶん力も大きくなります。

すなわち、車も重いものを運ぶために力をより強くする、すなわち多くガソリンを消費することになります。

よくあるのが、冬用のタイヤチェーンや洗車道具、荷物を置きっぱなしにしていることがありませんか?少しでも減らすと燃費はよりよくなるでしょう。

4.エアコン(冷房)を使うときは「AUTO」にする

現在の車は、エコ運転のために電子制御でガソリン消費量を減らしたりする機能が付いています。(エコ的なマークがでる車で、2000年代から多いです)

こういった車は、エアコンまでも制御し燃費をよくしようと頑張っています。こうした車ではエアコンを「AUTO」にすることで、エンジンなどと連動して効率よくエアコンを効かせようとします。設定温度に近づくとコンプレッサーを停止させたりして車自身が燃費向上を支えます。

5.車間距離をとる

2番の定速走行に似ていますが、一般道で、十分な車間距離をとらずに急に左折してくる車につられてブレーキを踏み減速をすること、ありませんか?

車間距離をとれば前車が曲がりおわるまでに減速は少しで済みますし、安全運転にも貢献します。

また高速道路などでも、車間を取らずひたすら前の車をあおる脳筋ドライバーや、無駄にブレーキを踏み速度調節をする方がいますが、車間距離を開けることでこの淀みを吸収し、自車だけでなく周りのエコ運転にも貢献できます。ぜひこれはやっておいたほうがいいと思います。

6.信号の流れを読み、無駄な加速を控える

これまた2番と似ていますが、一般道でものすごい加速をして信号を通過した車を次の信号で見かけた。なんてことありませんか?

また自分でも、一つの信号を「間に合え!」という勢いで加速しその先の500m先くらいの信号でまた止まる。なんて経験ある人は多いと思います。

対面交通の道路(市街地など)ではほとんどの信号は周期的に変わります。また国道などの大通りでは、「オフセット制御」や「スプリット制御」などにより信号が青に変わったタイミングで、次の信号を通過する時間に合わせて青にかわりスムーズに通行できる。といった制御がなされています。(スプリット制御:交通量によって時間の配分を変えること)

また光VICS(VICSビーコン)というサービスが搭載されている車には、大通りなどの信号のタイミングがカーナビ上に表示されたりします。これを利用することでより具体的に、この先はいけるかとかどの速度で行けばスムーズに通過できるかなどがわかります。

7.空気圧を少し高めにする

空気圧を見るのも大事です。自転車でも空気が抜けると重く感じませんか?

自動車も同じで、空気圧はこまめに見たほうが燃費にもタイヤの寿命にも貢献します。

少し高めというのは、自動車ごとの基準値に +0.2kPa多くするとよいです。よく高速乗る前は高めに入れるという方が多いですが、普段でもそのくらい少し高めに入れると燃費が良くなります。

注意してほしいのが、およそ +0.5kPa以上入れると空気の入れすぎになり逆にタイヤによくないです。真ん中だけ膨れ、タイヤの偏摩耗が起き寿命を縮めます。

また高めに入れると、市街地では少し乗り心地が悪くなるといわれています。ちょっと手を入れてる車だったり、もとから道路の凸凹がダイレクトに感じるという方は注意しましょう。

燃費とは関係ないけど、、

燃費とは関係ないですが、各ガソリンスタンドで行われている割引情報に目をつけておきましょう。よくあるのが5円引きとかですが、「5円とかどうでもいい」と考える方は要注意だと思います。

軽自動車でも空から満タンにするには20Lくらい入れます。5円引きがあれば100円得をします。そういった具合に、1円でもお得になる方法を探すのもおサイフにやさしいです。

 

また、ハイブリッドカーを購入するというのも手です。よく言われるのは「少し高い分、燃費で取り返すには~年かかる」ということですが、イニシャルコストとランニングコストと切り分けて考えればいいでしょう。

ハイブリッドカーは前述した「加速でのパワー」をモーターに代替することでエンジンが消費するガソリンをかなり抑えます。また、減速時には発電をするのでエネルギー効率が良く走行できます。走行次第では燃費は30km/Lを超え、またエアコンを利用するにしてもエンジンを必要としない車も多いため夏場でも燃費が良くなります。

バッテリーには寿命があるため、売却するとなるとガソリン車に比べ劣るとは思いますが、ずっと使いたい(車を変えたくない)人にとってはハイブリッドカーは良い選択だと思います。

まとめ

ガソリン高はそう早く収まることではありませんし、なによりガソリンを使うことは温暖化を早める原因にもなります。エコ運転技術を磨くことで環境にもおサイフにも優しいドライバーになりましょう